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日本人高校生のアメリカ留学&SAT

SATの勉強の日々を振り返って… 特に Critical reading でどうやって点をとるか、普通の日本の高校生として考えたことを書き残しておきたいと思います。 SATを受ける人たちの参考になれれば幸いです。 ついでにTOEFLとアメリカの大学出願プロセスにも触れようと思ってます。 こっちについてから結構経ちましたのでついでにアメリカ大学体験記的なことも。

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[SAT Reasoning test Critical Reading section その12 読み方

Shoさんに読解問題についての質問を受けていくつか思い出したので、読解問題の解き方について書きます。

読解の解き方は僕にとっても常に一番の問題でした。

「まず文章を読んでから問題にあたる」か「問題をサーっと読んでから文章を読みそれから問題を解く」というのは誰もが悩むことだと思います。

最終的には個人の好みだと思うので、「国語・現代文」の問題を解くときのやり方でいけばいいでしょう。

ですが、外国語で現代文を読むとなると話は変わってきます。

僕は「まず読んでから解く」派なのでそれを目指しました。

そこにいたるまでにはいくつかのステップがあったと感じます。


はじめのうち(~450点)は設問を見て指定してあるラインにマークをつけてそこを気にして読む→問題を解く、でやってました。

そういうやり方では時間は足りませんし正解率も良くはないですが、いきなり全部読んでもまた読み直すことになるので仕方なく、です。

歯がゆいですが、まったく正解しないより気分的に少しは楽でした。


しばらくすると(450~550点)、ライン指定のない問題=文章全体から答えを探さないといけない問題のみチェックしてから文章を答えを探しながら読み、それから残りの問題を解いても時間がギリギリ足りるようになりました。

このときは一応全ての問題に納得できる答え(自信はなかったですが)を出せるようになっていたので、文章の全体からでる問題が解けないのが悔しかったのでこういうやり方でやってました。

読むスピードは遅かったし、読解力もあまりなく話の内容が頭の中に残らなかったのでもういちど読んでいたらとても時間が足りなかったのです。


それから(550~)は一度読んでから問題を解く、という理想がだんだん実行できるようになっていきました。

読むスピードがあがってくると話の要点も忘れにくいです。

ときどき「この問題は読む前に見てれば解けたな」と思う問題もありましたが仕方ないと割り切っていました。

SATの問題はライン指定が多いのでパッセージの要点さえ頭に残っていればその部分を見て、少しその前後を見て、で解ける問題がほとんどです。

時間も日本のテストの感覚よりだいぶ短いので、僕はまず文章を1回読んでから問題を見て解くという方法をおすすめします。


Readingの読み方解き方、ということについてはこんなところです。
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SAT Reasoning test Critical Reading section その11 まとめ

結局のところ、SAT Reading sectionは単語の問題となります。

そのためにある人は単語カードを大量に買い、ある人はルーズリーフをアルファベットで真っ黒にします。

特に勉強が進んでくると、SATの勉強をする=ボキャブラリーを増やす、という等式が成り立ってきます。

ですが、忘れてはいけないのは文の意を素早く把握すること

いくら単語を覚えてもこれができなければ読解問題に太刀打ちできません。

読む力は語彙力と違って一朝一夕に蓄えられるものではないので、どんな単語の意味でもわかって満足していたら実際に問題を解いてみて悶絶、というのは悲劇です。

すぐに得られるものではない、というのもあまり気にされない理由の1つでしょう。

それに、鍛える方法といえば英文を読みあさるくらいしかありません。

でもやらないと苦しいだけです。

ほとんどの高校生はそもそも英語を読む量が足りてません。


Readingで点が取れない理由をボキャブラリーにするのは簡単ですし、語彙力はとても重要です。

だからといって自分の読力に目をつむるのは論外です。

SAT Reasoning test Critical Reading section その10 読んでみると

SATのCritical Readingでは日本の英語の試験以上に飛ばし読みが大事です。

飛ばし読みによって以下のような効果が期待できます。

読むスピードがあがる…飛ばしているので当たり前ですが

他の部分を理解できる…1つの部分の理解に集中すると他のところに書いてあったことをどんどん忘れていくなんて経験はありませんか?


ですが、問題ももちろんあります。

特に英語の力がまだ低いときに起こりやすいのですが、気づいたら文を3文に1文は飛ばしているなんてことも少なくありません。

そういうときはやっぱりゆっくり一文一文を理解するしかないです。

Readingの力が根本的に足りていないということです。

他にある問題は、飛ばさない方がいい文章を飛ばしてしまう事です。

飛ばさない方がいい文の見分けがつかないから困ってんだろうが (#゚Д゚) って感じですが、必ず理解すべき文章があります。

それは各パラグラフの最初と最後の文です。

これもよく言われますが、ちゃんとした理由があります。

それはそれを読む事によって各パラグラフの具体的な内容ではなく、書いてありそうな事が分かるからです。

日本の試験で現代文を解くとき、最初に文章を一通り読んでおけば問題を見たときに「あぁ、あの部分のことを聞いてんだな」となりますが、

各パラグラフの最初と最後を読む事によって同じようなことができるようになります。

この二つの文を飛ばして中身だけ読んでも何を言おうとしているのか理解するのに結構読み進めていかなければならないので効率が悪いです。

英語の文章は「パラグラフ」という概念が日本語の文と違ってはっきりしているのでこの読み方が非常に有効です。

物語以外の話ですが。


ちょっと話がそれますが、物語は鬼門です。

話があっちに飛んだりこっちに来たりを繰り返すからです。

書く文章の意味もストーリー全体としてもわからないものが多いです。

わからないときはどうしようもないです。

文章を次々と飛ばしているうちに泣きそうになります。

そういうときはザッと1回頭から読んで誰が登場してその人がどうして登場してるのかかすかに理解したあとに問題を解きながら読み進めていくとたまに、たまにですが、解ける事があります。(理解してない事が多い


話を元に戻します。 パラグラフと読む事についてです。

各パラグラフに何が書いてあるか理解しておけばLine指定のない問題に当たったときにいちいち文章を最初から読み直す必要もないし、

Line指定のある問題でも、どこからどこから読み直せばいいのかわかるので、答え合わせのときに「なんで第3パラグラフに下線があるのに答えが第1パラグラフに答えがあんだよ!(#゚Д゚) 」という風にせっかく読めたのに問題を間違えるというとても歯がゆい思いをしなくてすむようになるわけです。


それと、いくら英語の文章だからといって必ずしもガチガチにパラグラフを守った文章ばかりではないということにも気をつけなければいけません。

Scienceの話(工学・自然科学・社会科学)はパラグラフが非常にはっきりしていてまず困る事はないのですが、

Historyになると題材によっては背景知識がないとトピックが急に飛んだように感じることもあるし、

洒落たEssayはStoryに近いものもあります。

Storyの難しさは先に言ったとおりです。


飛ばしてはいけない文、について書きましたが、「文を飛ばしても大丈夫(* ^ー゚)ノ」なんてことは一言もいってません。

これはあくまでも応急処置です。

応急処置といっても、僕たちはネイティブとは背景知識も違うし、分からないイディオムもでてくるので、飛ばし読みは結局最後まで付き合うことになると思います。

SAT Reading sectionで大事なのはスピードです。

飛ばし読みによってその感覚を養いながら、段々と理解できる文を増やしていく事が本当の目的です。

SAT Reasoning test Critical Reading section その9 読む力

Critical Readingで高得点を取るのに必要なのは読む力

それはなるべく速く書いてある事を理解する能力です。

このなるべくというのがミソです。

僕たちが日本語の文章を読むときは重要なところとそうでないところをカンで見分けて読むスピードを自然に調整しています。

ですが、非常に難しい文章のときは全ての文章を丁寧に読もうとするのでスピードがかなり落ちるわけです。

これとまったく同じことが英語の文章を読んでるときに起こっています。

逆に、流し読み・精読が自在にできるようになればCritical Readingにでてくる文章でもあのクソ短い時間の中で問題を解けるくらいに理解できるようになるはずです。

なるべく時間を節約して( ´_ゝ`)フーンってなれるはずです。

ということで、私たちが読むスピードを調節できない理由だと思われるものをいくつか挙げて、解決策を考えたいと思います。

結論から言うと、解決策は読みまくるしかない(;´Д`)です。(そりゃそうだ)

そして、緊急的な対策としてはわからないところは飛ばして後で戻ってくるです。


僕自身を含む日本の高校生にとって「英語を読む」とは大学入試の性質上、英文和訳することです。

SATを受けようって人にまさかそんな人はいないでしょうが、癖というのはなかなか抜けないもので、わからない箇所がでてくると気持ちが悪いと思う人はたくさんいると思います。

SATは単語が分かり・構文が分かり・修飾関係が分かり・和訳ができれば得点ができるテストではないです。

そんな事わかってるわ!(#゚Д゚) って声が飛んできそうですが、僕が言いたいのは、わからないところは飛ばすことが皆さんが思っている以上に重要だという事です。

これは日本の大学入試においても薦められるテクニックですが、SAT受験者にとっては癖にしてしまっても問題ないものだと思います。


ここで考えて欲しいのは流すべき文・詳しく読むべき文の見分けについてです。

先ほども言ったとおり、日本語の文章を読むときはなんとなくやっていることです。

英語の文章を読むときにこれができないのは主に重い・軽いの文章のトーンがわからないからです。

ジャンル・小説を例をあげると、

森鷗外の「舞姫」は、少なくとも僕にとっては、重く、宮沢賢治の「やまなし」は軽いです。

「舞姫」を読むときは間違いなく「やまなし」を読むよりスピードが落ちます。

そして重い文章には意味不明な文が少なからず混じっています。


SATのパッセージを含む英語の文章には全体的な重い・軽いがあった上で、その文章の中にもノンネイティブには理解しがたい重さ・軽さの違いがあるわけです。

僕たちはその差を理解できずに単調に読み進めれば重い部分の理解を欠き、丁寧に読み進めれば軽い部分で得するはずの時間を失うわけです。

トーンがわかればこんなことは問題にはなりません。

しかし、生半可な勉強でそんなことが分かるようにはなりません

だから、わからないところを飛ばしといて後から戻ってくるわけです。


一定のスピードで読み進めていれば引っかかるところは重いところのはずです。

信じましょう。

そういうところはネイティブが読んでてもゆっくりになるはずのところです。

信じましょう。

じゃあ、僕たちは時間をかけてその部分を理解しないといけないのかというとそうではないです。

だってその部分が問題にならないんだったらそこだけわかんなくても困んないじゃん( ´_ゝ`)


Critical Readingを何回かやった人はわかると思いますが、パッセージをサッと読んでから残る時間(=問題を解くのに使える時間)は結構多いです。

わからないところを飛ばして得た時間を問題を解くのに使おうというのが僕の考え方です。

そのわからないところが問題になれば、ウワァァヽ(`Д´)ノですし、ならなければ(*´Д`)y-~~~なわけです。


、そういう応急処置的なやり方を使い続けながら文章を大量に読み続け、少しでもトーンが理解できるようになればなぁ… ( ´Д`)  と思いながら僕はあがき続けたのです

結局、文章が重いのか軽いのか多少は見分けがつくようになりましたし、飛ばしていいところに対するカンは当たるようになりました。

ですが、日本語の文章を読むように英語の文章を読めるようになるまでにはまだ山がいくつもあるように感じます。

才能の無いノンネイティブは死ぬまで英語を本当に理解できるようにはならないのかもしれません。


次はこの方法を実際につかったらどうなったか書きます。

SAT Reasoning test Critical Reading section その8 読解力

語彙で言うべきことは尽きました。なんかあったらまた追加します。

次は読解力についてです。

僕の感覚でSATとセンター試験を比べると、

SATの方が時間に対する問題数が多い

が、問題自体は易しい

文章のレベルは両者とも同じ

という感じです。

いくら語彙が難しいといっても読解力がなくては問題は解けないわけですが、センター試験に向けて勉強していた人たちがSATを受験するに当たって読解力は問題にならないと思います。

問題は、読む力、とでもいいましょうか。

パッセージを読む際のなるべく速く書いてある事を理解する力が問題なわけです。


私たちが日本語の文章を読むときはそんなこと意識したことはないと思います。

それは、構文が分からない・単語が分からない→書いてある意味が分からない→次から次へと読み進めていく事ができない、なんてことはまず無いからです。

(そんなことがあるのはよっぽど文章を読まない人だけでしょう。)


英語の文章を読むときも同じです。

単語が分かり、構文が分かりさえすれば、あとはそれを理解するスピードを上げれば必然的に読むスピードは上がっていくわけです。

続く。


たまたま図書館で見つけてものすごく参考になった本

「Timeを読む」松本道弘

だったと思います。うる覚えです。

アマゾンでそれらしきものが見つからなかったのでサムネイル置いとくことができません。 すみません。

内容は、日本人が英語において日本人の壁を越える、とはどういうことか松本さんの経験を交えて語ってくれる。

僕がReading600点の壁を越えようとしていたときに読み、自分のやり方で成功できると知って自信が沸いてきた。

僕のSATの勉強は完全に孤独にやっていたので苦しみを共有する事もできた。
プロフィール
HN:
aklydon
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1990/01/01
職業:
大学生
趣味:
チャリ
自己紹介:
日本の公立高校からColorado Collegeに進学して、現在二年生終えたところです。来年からReed Collegeに編入します。

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