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日本人高校生のアメリカ留学&SAT

SATの勉強の日々を振り返って… 特に Critical reading でどうやって点をとるか、普通の日本の高校生として考えたことを書き残しておきたいと思います。 SATを受ける人たちの参考になれれば幸いです。 ついでにTOEFLとアメリカの大学出願プロセスにも触れようと思ってます。 こっちについてから結構経ちましたのでついでにアメリカ大学体験記的なことも。

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大学に行ってから学んだ大学選び

Aonaさんからの大学の選び方に関する質問を受けて、また色々と考え始めたので私の返答をまとめる感じで書きます。
私はお金も時間も無くてアメリカの大学を訪れること無く出願する大学を決めたのですが、実際にここに来て体験を重ねると大学を選ぶ際に知っておけば良かったと思うような事が多少出てきました。
以前、大学選びはネット上のリソースを生かしてドウタラコウタラ、といった内容の記事を書きましたが、そこで言った事は今でも正しいと思っています。
むしろ、今から述べる事は以前の記事への付け加えです。

Aonaさんからは寒いところにある大学は避けた方がいいか、といった質問を受けました。
実際私自身も南部や東部の大学は避けたほうが良いと聞いていたので受験大学は大体中部から西部でした。
ColoradoCollegeはロッキー山脈のふもとにあるので冬は北部並みに寒くなります。
温暖な気候が好きなら暖かい所にある大学に行くに越したことはないです。
私の大学はCollegeBoardによると「Urban Settings」なのですが日本人の感覚から行くと超ド田舎とは行かないまでも田舎です。
洒落たブティックもおいしいスイーツもありません。
町の生活が好きならLosAngelesやらBostonにある大学に行くに越したことはないです。
リベラルアーツ大学は大抵寒い超ド田舎にあるので。
ですが、そういった立地が嫌いならLACに行かないほうが良いかというと、それは論点がずれている気がします。

LACが大学として目的としているのは「学生を大学に閉じ込めること」です。
冬は雪が降ってどこにもいけない&町は小さすぎてすることがないと学生は自分達で大学内に「町」を作り出そうとします。
三・四年生のアパートにあるバーもどきも、大学の豊富な資金を生かした映画の上映会だとかコメディーショーも、大学の外に楽しいことがないからこそ学生によって作られている物だと思っています。
LACがどんな所でどれだけ楽しい場所になるかは生徒たちの手に委ねられているわけです。
たとえば、私の在学するColroadoCollegeではヒッピーたちの努力のおかげで今学期でビニール袋の使用を打ち切ります。
OutdoorRecreationalClubというクラブは毎月4・5個キャンプなどの野外活動を計画し、参加者を募集します。
その他活発なStudentOrganizationのおかげで休暇中に海外にボランティア活動しに行ったりもできます。
LACの可能性は青天井で、リーダーシップを発揮すれば何でも実現することができるわけです。
LACの学生たちはやりたい事は見つけるのではなく、自分たちで作るわけです。
なので、LACの受験校を選ぶときは大学の立地ではなく、どのような雰囲気の大学なのか(StudentBody)で選ぶべきなのです。

StudentBodyは大学によって様々で、Competitive, Laid-back, hippie, east-coast boarding school, southern school, などと色々な言葉が使われます。
例えば、ColoradoCollegeのStudentBodyはHippies from east coastで、同じ様な大学は他に存在しません。
LACは大学ごとに違った味をもっていて、似たような大学はあまりないので、LACを選ぶときはStudentBodyを知ることが大切になります。
大学を知るためには大学を実際に訪れるのが一番ですが、以前の記事で言ったとおり、アメリカに行く時間も金も無いのでインターネット上のレビューを大いに活用しましょう。
ColoradoCollegeのレビューをUnigoとCollegeProwlerでこの間拝見したのですが、大体正しいこと言っていたので、他の大学のレビューも信じて大丈夫だと思います。
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新年度/単位制度

新年度が9月の頭に始まりまして、私も二年生となりました。
新年度と言えば桜を連想するものですが、ここはグレートプレーンズ、日本の様な四季は全く見当たりません。
秋と言えば若干緑が少なくなるくらいで十月になるとサンダーストーム(ie.ゲリラ豪雨)の日々が始まります。
そしてそれが終わると冬になり、嫌になるほど雪が降り、自転車以外に交通手段のない私(コロラドスプリングスに公共交通手段は事実上存在しない)は文字通り大学に閉じ込められるわけです。嗚呼、嫌だ嫌だ。

とはいってみたものの今年は憂鬱な事ばかりではない冬になりそうです。
アメリカの大学とは不思議なもので、順調に行けば11月に私は晴れて三年生になるようです。
今年の11月と言えばまだ私にとっては大学二年目の一学期の半ばです。要は大学滞在期間より一年先の学年になるわけです。
アメリカの大学では○年生というのは完全に持っている単位の数によって決められるのでこのようなことが起こります。
私は去年きっちり各セメスターごと4コース取った上に、夏季コースを3コース・冬季コースを0.5コース取り、さらにAP:CalculusBCのクレジットが2コース分あったので、今年度が始まった時点で約1.7年分の単位を持っていたわけです。
そんなわけで今年3コース終了させた時点で”三年目”に突入するわけです。
そのつもりはさらさらありませんが、来年も夏季コースを3コース取れば一年早く卒業してちょっと節約できる計算です。
来年Transferするときに結構な数の単位を失うことになるのでしょうが。

ちょっと自慢げに言ってみましたが、私のように4年未満で卒業できる人は山のようにいます。
その主な理由は高校からの単位です。(夏季コースを取る人はそうそう多くはないです)
APテストで高得点をとったり、IBカリキュラムを高校で履修してたりすると、高校の単位のなかで「大学入門レベル」と言えるコースの単位がそのまま大学に持ち越されるので、大学に入学した時点ですで二年生だったり、稀にですが、三年生だったりする人が出てくるわけです。

私は日本の進学校を卒業したのでもちろんアメリカ大学から高校の単位を認めてもらえるわけはなく、たまたま受験することのできたCalculusBCの単位だけを持って大学を始めることになりました。
ですが、アメリカ大学教育の入門レベルコースというのは全然大したことなく、実際、日本の高等学校教育の方がずっとレベルが高いです。
CalculusBCのテストもProgrammable計算機の使用必須、と受験用の冊子に書かれているのですが、Scientific計算機だけでも少し知恵を使えば満点に近い点数を取れました。
なので、高校の単位が認めてもらえないのはかなり悔しいです。
私の日本の高校の単位が大学入門レベルと認められたとすれば…
日本語=6コース分(入門から上級レベルまで)、数学=2コース分、化学=2コース分、物理=2コース分、生物=1コース分、世界史=1コース分、地理=2コース分
というわけで、16コース分、つまり二年分の単位がもらえるわけです。日本語を除いたとしても1.25年分。
日本の教育がアメリカの基準に沿っていないというだけでものすごい損をしてるわけです。
(卑しいですが、金額を計算すると、5万ドル×2年なので10万ドル、約850万円です。)

話は少しそれますが、よく日本の新聞記事等で「○○博士はあの名門ホンチャラカンチャラ大学をたったの二年で卒業し…」という言い回しを見かけますが、それって実は大したことじゃないです。
高校で私達日本の高校生の受けた教育に近いレベルの教育を受けた、ってことだけです。
日本人の感覚からすると「普通」なわけです。
日本の高校教育とアメリカの高校教育では目指すものが若干違うので一概には言えないのですが、大したことない物を誇大表現するなよ、って一言ジャーナリストに向けて言ってみました。

最後にですが、早く卒業できるほどの単位を持っていても卒業しない人がほとんどです。
やっぱり大学はする事が多くて楽しいですし、Financial Aidは単位の量にかかわらず4年分もらえます。
それに、卒業するとホンモノの社会が待っていますので卒業したくない気持ちもよく分かります。
私は卒業後に仕事に就くつもりは全くなく、大学院に進学するつもりですが、大学院になると周りの人間の多様さも選択できる授業の幅も減りますのでいつも「Undergraduate5年あったらいいのになー( ´ー`)」って思ってます。
やっぱり大学っていいとこです。

憂鬱な冬を目の前にして希望を振り絞って書きました。
それではまた。

一年を終えて+α…英会話(1)

半年くらい前にまた更新始めようと思ったのですがやっぱり忙しくて、と言うかなんか書くこと無いな~みたいな感じでまたサボってました。
そろそろ夏休みに入るので今度こそは続けて書こうと思います。

今までアメリカ大学の入試制度・対策的なこと中心に書いていたのですがアドミッションについて書くことは無いと思うので、これからはアメリカの大学での生活に絞っていきます。
こっちでの生活を始めるとやはり言葉の壁など困ることがいろいろあります。
日本にいるうちに練習・準備しておけば良かったと思う事もたくさん見つかりました。
こういったことのほとんどはアドミッションには直接関係ないのですが、アメリカ大学での生活を最大限に楽しむためということで書き留めておきたいと思います。
僕のアメリカに来てからの体験記を読んで旅立つ前の参考にしてくれる、もしくはアメリカの大学に興味を持ってくれれば幸いです。


体験記の一発目として英会話について話したいと思います。
SATとTOEFLものすごい頑張ったおかげでリーディングとリスニングではそれほどには困らなかったのですがその他の分野、スピーキングとライティングはこの一年かなり苦労しました。
こっちに着いたときにはもういわゆる日本人英語(e.g. I sink [=think] he is her bulazaa [=brother].)はもちろんしゃべっていなかったのですが発音を直すのが特に大変でした。
発音は「元気?最近どうしてた?」のときは特に気にしなくても大丈夫です。話すことは大抵一緒なので発音を多少間違えても相手は理解してくれるからです。
発音が問題になるのは納得させたいときや学問的な話をする時など、こちらの話の内容が相手には予想しづらい場合です。
そういうときに発音や文法のミスをすると興味を失われたり勘違いをされたりして真意が伝わらないことがあります。
発音ミスして「今なんつった?」で言い直して理解してくれなかったら最悪ですし分かってくれても「あぁ!それね」みたいな感じになると一気に会話が冷めます。
Th音の発音は慣れるまで難しいです。Thesisとか。「え?seesisって何?」って聞き返されなくなったのは最近になってからです。
あとrも。Libraryとか実はきれいに発音するのは難しいです。Yogurtのr発音するのは諦めてイギリス英語風に発音するようにしました。
日本にいたときはあまり気にしてなかったんですけど伸ばすAと伸ばさないAもかなり難しいです。たいていのAは伸ばすもんだと思ってPastaって言ったら食堂で「こいつ何言ってんの?そんなもん置いてません」みたいなかんじになりました。Vegetarianの発音の仕方はいまだによくわかんないんですがたぶんAで引っかかってるんだと思います。
学校では発音は汚くても伝わる!みたいな根性論臭のすることをよく教えられますがそれが通用するのは「ボブさん元気ですか?」「ああ元気だよキャサリン。そっちはどうだい?昨日車にはねられたらしいじゃないか」くらいのレベルまでです。オモシロい話や議論をするならやっぱり発音がきれいで分かり易くないと実のある言葉のキャッチボールはできないです。
理解できる発音は間違いなく練習しておいて損はないです。
英語ネィティブスピーカーのなかなか居ない、または居ても日本語アクセントの英語に慣れてしまっている日本で発音の練習ができるかと言えばまぁ無理だと思いますが…
僕の高校にいたアメリカ人の先生は僕の発音を全然注意してくれませんでした。発音について聞いても「君は発音がきれいだから気にしなくていいよ」的な事しか返してくれなかったです。(僕の発音がひどすぎてどこから始めたらいいか分からなかったためだと思います)
よほど辛抱強くて熱心な英語の先生を見つけられるなら話は別ですが、日本に居たまま完璧な発音を身に付けるのは不可能に近いというのが僕の見解です。
ということで…
日本に居るうちにやっておけばよかったこと〔その1〕:インターナショナルスクールで練習もしくは短期留学(Σ(´д`;) ニホンジャデキネェジャン)

Colorado College

大学に着いてから約一ヶ月過ぎました。落ち着いてきたのでちょこちょこ更新していこうと思います。

大学選びの参考書

前回紹介したサイトは全て穴が空くほどみたのですが、見れば見るほど読みたくなってくる本があります。

「○○大学と●●大学どっちがいいですか?」というスレッドのレスでよく見かけるからです。

これらです。



掲示板に書き込んである情報がアマチュアによる情報だとしたら、この本たちに書いてあるのはプロのものだと思います。

CollegeThatChangeLivesは大学のリストと簡単な説明がネットでも公開されてますが、他の二つは探しても全くありません。

誰か僕のかわりに読んでください ( Σ(゚Д゚;
プロフィール
HN:
aklydon
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1990/01/01
職業:
大学生
趣味:
チャリ
自己紹介:
日本の公立高校からColorado Collegeに進学して、現在二年生終えたところです。来年からReed Collegeに編入します。

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